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店 名

パッケージプラザ ヨネザワ

パッケージ販売

日曜日

​定休日

9:00~17:30

​営業時間

陸前高田市高田町字馬場前301-1

住 所

0192-55-5738

​URL

電話番号

​お店からの一言

震災から10年。ようやく新設店舗で営業できる様になりました。見て楽しい、買って納得の何かと便利なお店です。是非一度、足をお運び下さいませ。

​本記事は2022年2月に作成されたインタビュー記事です。

パッケージプラザ ヨネザワ

 業務用の包装資材、事務用品をはじめ、一般家庭向けの生活雑貨など、バラエティ豊かな品物を取り扱う「パッケージプラザ」。米沢商会はそのチェーン店だが、「がんづき」「こうせん」といった郷土菓子を作るためのオリジナル製菓用品など、陸前高田の生活と文化に根ざした品物を揃え、地元住民に欠かせない店となっている。

パッケージプラザ ヨネザワ

 現店主・米沢祐一さんの父・節祐(ときすけ)さんが1979年に創業した米沢商会。「包装資材のコンビニ」と呼ばれるパッケージプラザチェーンには珍しく、豊富に取り揃えられた製菓材料が同店を大きく特徴づけている。

 約20年前、東京から陸前高田にUターンした祐一さんが、商社勤務時代のノウハウを生かして取り扱いを開始。当時の岩手沿岸部には製菓材料を卸す店がなく、北は田老町から南は宮城県南三陸町まで、菓子店を営む顧客をがっちりとつかんだ。祐一さんが開発を手がけた郷土菓子用のオリジナル粉製品は、家庭用や産直に少量出荷する人など、個人向けニーズも高い。

 一方、同店が卸のみならず製菓機器の修理まで手がけるのは、「顧客の求めに応じたい」と節祐さんが始めたことだ。祐一さんが「仕事熱心で、お客さんを大事にする人だった。とても追い越せない存在」と尊敬してやまない父と、一緒に働いていた母の静枝さん、弟の忍さんは、津波で犠牲となった。

 「教わりたいことがまだまだあった」と、心残りは消えない。だが、まじめな両親らが信頼を勝ち得てきた同店だからこそ、震災直後より復旧を望む声が絶えなかった。事業者はもちろん、七夕が近づけば山車の飾り用の花紙も求められる。米沢商会が陸前高田の暮らしに深く根ざしていることを感じている祐一さんは、自身の仕事について「縁の下の力持ち」と表現する。

 2020年3月にまちの中心部で店を構えてから、近くの公園へ遊びに来た家族ら、今までにない客層の人がふらっと立ち寄ってくれるようになった。明確な目的を持って訪れる人が大半だった同店にとって、嬉しい驚きだ。

 新しい店を軒下の広い設計にしたのは、お得意さんである農家の人たちに雨天でも市を開いてもらえるようにという配慮と、まちなかで行われる「うごく七夕」などのイベントを見学してもらいやすいようにという思いからだ。

 「特定の人しか買わないような品物もあるが、たとえ年数回でも買う人がいる以上、在庫は切らさないようにしている。売れる物だけ扱えばいい、とはならない。そんな〝効率の悪い店〟もまちにはないとね」――そう言って笑う祐一さん。「顧客第一主義」の姿勢は、先代から変わらないのだ。

パッケージプラザ ヨネザワ