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本記事は2020年6月に作成されたインタビュー記事です。
何度も足を運ぶべき店
お洒落な内装のなかに、どこか遊び心のある店内。ランチとディナータイムに別れ、比較的若い世代が集まってくる。メニューをめくると、たくさんのメニューが並んでいるのだが、じっくりみてみると、その中に気になる一文が見つかるだろう。このお店は、メニューにないものを作ってくれるのだ。
店主の熊谷さんは、フレンチ・イタリアンのほか、コンサルティングやバーテンの経験もある、とても経験豊富なシェフだ。丼ものなど男性でも大満足なメニューから、たっぷり野菜が入ったワンプレート料理まである。 ランチとディナーの営業をしているが、それぞれに違ったメニューを提供しているので、1回行っただけでは堪能することができないかもしれない。何度も足を運んでこそのお店だ。
![ブロック808](https://static.wixstatic.com/media/07b76f_1125f08d45ba40a2840142061f5fd4c8~mv2.jpg/v1/fill/w_633,h_786,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,enc_avif,quality_auto/37195243_1572025746243169_23650247293848.jpg)
Bricks.808(ブロックハチマルハチ)は2008年にオープン。店主の熊谷亮さんの父親が、元々八百屋をやっていた。
「陸前高田は田舎なので、どこどこの息子みたいに呼ばれることが多くて。なんか面白くないなと思って、逆に受け入れ、今では逆転しました」
店名の808は、八百屋から取った。 熊谷さんはフレンチやイタリアンのお店で働いてきた経験を生かして、個人個人その人にあったものを、その日にある食材で、いわば即興 とも言える料理で提供している。もちろん、既存のメニューもあるのだが、例えばご飯もの、何かおつまみといったアバウトなオーダーでも注文をとってくれるのだ。
「個人で来ててもシチュエーションが違う場合があったりして、友達同士で来ているのか、初めて連れてきた人を連れてきているとか、今日はお酒飲む日なのか、ご飯食う日なのか。その日によって違うし、組み合わせによって食べたいものもあるし、っていうのもあって…その中で美味しいものを作るっていうのが楽しいのかもしれないです」
震災後は、前に勤めていたお店にお世話になり、資金を貯めた。竹駒町にあった未来商店街で仮設店舗を経営し、2018年2月に本設店舗をオープンした。
仮設時代よりも広くなった店舗で、たくさんお客さんが入ると大変だと笑いながら話す熊谷さん。最初に店を訪れた時から、何度訪れても新しい味を提供してくれる。ぜひメニューに書いていないものを頼んでみよう。
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